コラム

2024年12月5日

デイサービスの送迎は家族が不在でも利用ができるの?デイサービスの送迎について徹底解説!

デイサービスは別名「通所介護」とも呼ばれており、介護サービスを受けるためには施設に通わないといけません。

都内近郊であれば施設数や交通網も発達しているため、施設に通いやすい環境が整っているといえます。

ただし、地方の場合は施設数が少なかったり交通網が充実していない状況で、その場合に施設に通えないというお声もあるのではないでしょうか。

そのため施設に通える環境を整えるために、デイサービスでは送迎のサービスを提供しています。送迎といってもどこまで送迎をしてもらえるのか疑問に思う方は多いのではないでしょうか。ここでは以下の疑問に対して解説していきます。

  • 送迎サービス範囲はどこまでなの
  • 送迎サービス時に家族は不在でも大丈夫なの
  • 送迎サービスに合っている人はどんな人

デイサービスの送迎とは

デイサービスの送迎は、利用者全員が利用可能で施設側が送迎車を利用して、利用者の自宅まで迎えにきてくれます。要介護認定を受けた高齢者は、外出する機会や手段が減っていくので送迎があれば、何なく施設に通うのが可能です。

バリアフリーも徹底されており、送迎車も車椅子での利用が可能である福祉車両の利用が多く、足腰に不安な方でもスムーズに利用ができます。

利用者の移動の負担が軽減されるのが最大のメリットといえます。その中で、送迎車の人数や送迎ルートを確認する必要があるでしょう。定員に達していたり、送迎ルート内に自宅がない場合は利用ができない場合があります。

また、自宅に家族が不在の場合は事前に伝える必要があります。施設によって対応が異なる場合があるので注意が必要です。

デイサービスの送迎サービスとは

デイサービスの送迎サービスの詳細について以下の項目から解説していきます。

  • 距離・時間
  • サービス範囲
  • 料金

距離・時間

デイサービスの送迎に距離・時間の大まかな設定はありません。

距離は地区によって異なりますが、時間に関しては片道大体30分くらいが目安といわれております。

そのため住まいによっては送迎ルートから外れている場合があり、その際はタクシーや家族に送迎してもらう必要があるでしょう。ただし、施設のよっては送迎ルートから外れている場合でも対応してくれます。施設に状況を説明してみましょう。

サービス範囲

デイサービスの送迎サービス範囲は、基本的には自宅から施設間が該当します。それ以外に行きたい所へおろしてほしいなどはできない場合がほとんどです。

稀に送迎の際に利用者の代わりにお買い物をしてくれる施設もあります。ただし、他の利用者との兼ね合いや安全面も考慮して実施できない場合があるので注意が必要です。

送迎サービスとは別に、買い物支援としてスーパーや店舗に送迎してくれるサービスもあります。送迎と合わせてうまく使いこなすと良いでしょう。

料金

デイサービスの送迎時に料金は基本的に発生しません。一般的に自己負担額の基本料金に含まれている場合が多いです。

送迎料金が自己負担額内に入っている理由は、利用者に利用しやすい介護サービスを展開するためともいわれています。

ただし、状況によっては別途料金が発生する場合があるので注意が必要でしょう。別途料金が発生する条件として自宅から施設の距離が極端に遠かった場合や、特殊な車両が必要な場合が該当します。

別途の料金に関しては施設によって異なりため、施設に確認してみましょう。

デイサービス送迎時家族が不在だったら?

デイサービス送迎時、家族が不在だったら利用ができるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。家族が不在だった場合の対策は以下にあげられます。

  • ヘルパーを利用する
  • 居宅内介助サービスを利用する
  • 自力で移動してもらう

ヘルパーを利用する

家族が不在だった場合は、ヘルパーを利用するとスムーズな送迎が可能です。別名送り出しヘルパーとも呼ばれており、利用者の自宅に訪問し施設に通うための身支度を介助してくれて、デイサービスの送り出しをしてくれます。

送り出し専門のヘルパーなため安全に利用が可能です。ただし、ヘルパーを利用する際の料金は自己負担外になってしまうため別途料金が発生します。利用する際は事前に料金を確認しておきましょう。

居宅内介助サービスを利用する

通常デイサービスの送迎は自宅から施設の移動サービスですが、送迎時に自宅内でも介助サービスが受けられる場合があります。それが「居宅内介助サービス」といわれています。

送迎と合わせて自宅内で必要な介助が受けられるのが特徴です。

介助内容は、移動介助・食事介助・排泄介助・着替え・室内管理(簡易的な清掃・施錠・消灯など)などが該当します。自宅内でも施設内同様の介護サービスが受けたい方にオススメです。

自力で移動してもらう

家族が不在で、ヘルパーや手伝ってくれる人がいなかった場合は最終的に自力で移動してもらうしかありません。

要介護レベルが軽度な場合は可能な人もいると思いますが、要介護状態が高かったり身体的状態に不安がある人が難しい場合もあるでしょう。

自力で移動するために施設で機能訓練を受けると良いでしょう。

デイサービス送迎時の注意点

デイサービス送迎時の注意点は以下があげられます。

送迎時は施設外なためアクシデントがつきものです。注意事項を確認しましょう。

  • 事故・転倒防止
  • 基本的に自宅以外の送迎は不可能

事故・転倒防止

送迎車は他の車と異なりため、事故や転倒が起こるリスクが高いです。送迎車に車椅子を移動したり介助交代を必要とする場合は特に注意が必要でしょう。

介助交代する際の声掛けや、足元の確認は怠らないようにする必要があります。

移動する際は杖なども携帯しておくと良いでしょう。

基本的に自宅以外の送迎は不可能

デイサービスの送迎は安全面も考慮し、基本的には自宅のみ送迎可能で自宅以外は送迎が不可能です。また、自宅以外の送迎が増えてしまうと規定のルートから外れてしまったり、他の利用者に迷惑がかかる場合もあります。

稀に自宅以外にも送迎が可能な場合があります。

例えば自宅以外の家族が住んでいる場所や、日常生活の拠点となっている場合が該当します。

ただし、特別に了承を得ることが多いので事前確認が必須です。自宅以外の送迎希望であれば施設に相談してみましょう。

デイサービスの送迎をオススメする人の特徴

デイサービスの送迎は、生活リズムを整えるためにも必要なサービスです。

特に以下の人はデイサービスの送迎をオススメします。

  • 自力での移動が困難
  • 通うのが面倒に感じる

自力での移動が困難

自力での移動が困難な場合は、送迎サービスを利用すれば送迎車まで介助してくれて自力で移動をしなくても施設につきます。

特に要介護状態が高い人や車椅子の人にオススメです。移動が楽になれば施設にいく労力も軽減されるでしょう。

通うのが面倒に感じる

天候が悪かったり、移動するのが億劫になったりすると通うのが面倒になり、生活リズムや身体機能を向上しようとしたとしても、施設にいけなければ意味がありません。

施設に通うことを習慣化するために送迎サービスを利用するのも良いでしょう。

まとめ

今回はデイサービスの送迎について詳しく解説しました。送迎は介護保険内で費用を抑えられ誰でも利用可能です。また、施設によって家族が不在な方にも寄り添った居宅内介助サービスも利用できるのもメリットの1つといえます。

このサービスは使わないともったいないくらい便利なサービスです。迷ったら一度は送迎サービスを利用しましょう。一度で良さがわかるでしょう。

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