コラム

2024年12月2日

一般的なデイサービスだけではない!専門的なデイサービスの種類を徹底解説!

施設に通い介護サービスを受ける代表的なものにデイサービスが存在します。デイサービスは要介護状態になった高齢者の強い味方としてみんなに愛されているサービスです。

デイサービスは、介護サービスの中でも施設数がたくさんあるのが特徴で、他の介護サービスと比べると利用しやすいとも言われています。介護サービスを利用するなら初めはデイサービスを利用すると良いです。

その中で一般的なデイサービスが有名ですが、その他にも専門的なデイサービスが存在するのはご存じでしょうか。以下の項目に注目して解説します。

  • デイサービスの種類について
  • その他介護サービスとの比較

複数のデイサービスがそれぞれの役割を果たしています。どのデイサービスが自身にあっているのか必ず確認しましょう。

この記事を読めばどのデイサービスを利用すれば良いかわかるでしょう。

デイサービスについて

デイサービスとは施設に日帰りで通いながら、生活の質を維持・向上していくための介護サービスです。

高齢になり要介護状態となると自宅内で過ごすことが多く、体を動かす機会が減ってしまったり、他者との交流が少なくなる傾向にあります。

その生活が続いてしまうと、身体機能の低下や認知症の発症などのリスクが考えられます。

要介護状態になっても生活の質を維持・向上していったり、認知症にならないようにデイサービスを利用する方が近年増加傾向にあります。

それに伴い施設数も増加し、専門のデイサービスが多数存在しているのが現状です。

専門性と言っても自分にあっているデイサービスはあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。自身の状態を把握し、それにあったデイサービスを探してみましょう。次項ではそれぞれのデイサービスの特徴を解説していきます。

デイサービスの種類について

デイサービスは、一般的なもの以外に多数の専門性豊かなサービスがあります。自身の状態に合わせてサービスを選択してください。

デイサービスの種類は大きく分けて以下の4種類があげられます。

  • デイサービス
  • リハビリ型デイサービス
  • 認知症対応型デイサービス
  • 療養型デイサービス

デイサービス

要介護1〜5の診断を受けた高齢者が通常の生活介助を利用したい場合は、デイサービスを利用すると良いでしょう。

健康管理のサポートや身の回りの食事や入浴・トイレの介助などを提供しています。他にも身体機能訓練で体を動かしたり、レクリエーションで他者との交流が可能です。

また、利用人数によって事業所の規模が異なり以下に分類されます。

  • 地域密着型通所介護(小規模デイサービス):1日あたりの利用人数が19人未満

名の通り地域密着型で1日あたりの利用人数が少なく、デイサービスに通いやすいように第二の家を目指した取り組みが特徴です。

そのため民家などをリノベーションし、アットホームで皆が利用しやすい雰囲気作りを重視しています。

1日の利用人数が少ないため、利用者1人に対応する時間が取れるため細かなサービスがあります。例えば個別での身体機能の指導などが受けられることでしょう。

人見知りで大人数が苦手な人にオススメです。

  • 通常規模デイサービス:1日あたりの利用人数が約35人未満

一般的な規模のデイサービスで施設数が一番多いのが特徴です。施設数が多いため利用者にあった施設が探せるでしょう。

無難なデイサービスを選びたい方にオススメです。

  • 大規模デイサービス:1日あたりの利用人数が約35人以上

大規模なため利用人数が多く、利用者1人に対応する時間は少なくなってしまいます。

個人より集団での活動が多く、他の利用者やスタッフとの交流が活発的なのが特徴です。活気ある雰囲気が好きな人や多数の人たちと交流を深めたい人にオススメでしょう。

リハビリ特化型デイサービス

リハビリ特化型デイサービスは、名の通りリハビリに特化したデイサービスです。機能訓練指導員が中心となって機能訓練を指導していきます。

リハビリに特化した施設なため、基本的にリハビリのみの提供が多く、食事や入浴の提供がありません。そのため半日など短時間での利用が可能です。

主なサービス内容は、筋力強化・ストレッチなどで可動域の改善・身体機能の向上です。

利用者の状態に合わせたベストな内容となっているので安心して利用ができるでしょう。

認知症対応型デイサービス

認知症に特化したデイサービスが認知症対応型デイサービスで、対象者は認知症の診断を受けた要介護1以上の方が利用可能です。

認知症の症状は人それぞれ異なるため、個々の状態に合わせたケアが必要といえます。そのため利用者1人1人に対して、適切な対応ができるように専門スタッフが少人数で対応しているのが特徴です。

専門スタッフが認知症の症状が進行しないようなレクリエーションや機能訓練を提供しています。また、病院や特別養護施設と併設しているところも多く医療ケアに充実しているのも特徴といえます。

療養型デイサービス

療養型デイサービスは、基本的に療養が必要な方や要介護状態が重度の方が対象です。療養型なので医療ケアが充実しており、看護師が常に在籍しています。

また、認知症対応型デイサービスと同様に定員数を少なくし、利用者1人1人に対して目が行き届くようにしています。

療養型の場合は、特別養護老人ホームなど似たようなサービスがあるため、レクリエーションを通して他者とのコミュニケーションを取りたい人は療養型デイサービスがオススメです。

その他介護サービスとの比較

ここでデイサービスとその他介護サービスの比較をしていきましょう。

  • デイケアとデイサービスの違い
  • リハビリ特化型デイサービスとデイケアの違い

デイケアとデイサービスの違い

両方とも施設に通い利用者の生活をより良くする介護サービスなため、似たように思われがちですが、デイケアとデイサービスの大きな違いは、リハビリの有無です。

リハビリは医師の診断の元に医師が指示書を作成し行います。いわば医師の指示がなければリハビリは行えません。

デイサービスの場合は、リハビリではなく機能訓練を行っています。機能訓練は医師の指示ではなく、生活指導員によって指導されることが多いです。

また、要介護状態の場合は両者とも利用が可能ですが、要支援の場合はデイサービスの利用ができないため注意が必要でしょう。

リハビリ特化型デイサービスとデイケアの違い

上記で大きな違いにリハビリを説明しましたが、リハビリに特化したデイサービスの場合はどうなんだろうと疑問に思う方は多いのではないでしょうか。

大きな違いは医師が常駐しているかです。デイケアが医療的ケアも充実しているため、医師が常駐しています。リハビリ型デイサービスの場合は、その他専門職が在籍していることが多いですが、医師の常駐に規定がありません。

他の違いはデイケアの場合は医療機関で、リハビリ型デイサービスは介護施設が運営しています。

まとめ

今回は一般的なデイサービスとその他のデイサービスについて解説しました。

デイサービスの種類は複数ありますが、日常生活の維持・向上に向けて機能訓練や、レクリエーションが土台となるサービスです。

その他に体をメインで動かしたい人に向けた「リハビリ特化型デイサービス」や認知症の方に向けた「認知症型デイサービス」、療養に特化した「療養型デイサービス」があります。

利用の前に自身の状態を明確にすべく、医師に相談しましょう。

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